読書22「The Pen 池田学」(2017年)
佐賀県立美術館で開催されていた「三人展」に参加していた1人の池田学さん。
佐賀県出身の彼の絵を初めて生で見たが,そのスケールの大きさ,絵の緻密さに圧倒された。
1つの大きな絵の中にいくつもの作品が存在する今までに出会ったことのないタイプの絵で,なんの情報も無しに出会った時は少しひいてしまった(すごすぎて)。
ペンで描かれた世界観。
いくつかにシーンを切り取って1つの紙に再構成したような作品で,現実と非現実の融合した世界観が個人的な趣向と合っていた。
あるイベントの参加で展示を見させていただいたので、長い時間見ることができなかったが,それでも彼の質感の表現技法の高さや,イメージ力,創造力の高さに圧倒された。
彼の絵は大きいだけではなく,1つ1つのモチーフが緻密に描かれているところに,並々ならぬエネルギーを感じる。
本書で見ても圧倒されるが,実際に生の絵を前にするとその圧倒感は比べ物にならない。
また機会があれば見てみたい絵だ。
2018年11月25日(日) 16:08