映画4「Mammy」発達障がい
今日2本目の映画。
2014年公開の映画「Mammy」(140分)
https://filmarks.com/movies/58355
以前から観たかった映画。
友人が発達障がいの疑いがあるということで 、それを理解する材料になればと思い,それ関係の映画をひたすら借りて観ていた時期があった。
その時に借りようと思ったが、地元のレンタルショップには置いてなかったので、約1年越しで観ることができる。
発達障がいの児童を無条件で育児放棄して施設に入院させることができる法案が可決された世界。
そこでADHDの息子をもつ母と,その息子が、この法案がまかり通った世界で生きていく姿を描写した映画らしい。
思ったよりも酷な映画そうだが、とりあえず観てみよう。
(鑑賞後)
少し疲れて,休み休み観たが感想を一言で言うと「わかりみが深い」である。
主人公のディーヴは典型的なADHDだ。
私自身もADHDの傾向があるので、彼の言動にはかなり共感できた。
彼は自分の衝動を抑えることが困難で,事あるごとに周囲の人間に迷惑をかけてしまう。
基本的に反省はしないが、愛する母親に対しては彼女を傷つけたことを深く反省する。
1番共感したのは、彼が母親に対してキレて首を締めて暴れたシーンだ。
衝動的になって次から次へと言葉が出てくる,手が出る。
あのシーンを見て,過去の自分が重なった。
いつのまにか私は彼に自分を投影していた。
彼の母に対する強い愛情(愛着障害のように感じた)は,とても純粋なものだと感じたし,衝動的で行きすぎることもある部分もあった。
自分の気持ちをストレートに表現するシーンや,時折見せる彼の弱さなどに心打たれた。
また劇中の映像演出や,音楽もとても気持ちの良い表現をしている。
全体を通して爽やかで好きな映画だった。
最後に,この映画の予告から感想,批評まで書いているページを紹介して終わる。
この映画は私に重なるところが多いので、親しくなった人にはこの映画を紹介できたらと思っている。
2018年9月29日(土) 16:39